大切な人
シングルマザーライフからコツコツ頑張る事を学んだ私。次第に心に少しゆとりが出てきた頃に夫と出会いました。
私には息子がいたので、慎重に様子を見ながらおつき合いをしてた。そして、初めて息子も一緒に3人でデートをしたとき、息子は直ぐに夫に懐き、私にこう言った。「マミー、この人に会いたかったの?」と(笑)。
夫は、突然何も言わずに息子に野球のグローブをプレゼントしてくれた。そして、息子の学校のクリスマスパーティーにも一緒に行ってくれた。でも、私の心の中は怖かった。いつかはアメリカに帰る人だから、これ以上息子が懐かないようにしようと思った。
そう思いながら5ヶ月が過ぎた頃、私は夫にプロポーズをされました。プロポーズの言葉は「あなたの抱える心配事を僕に分けてください」でした。私は心にゆとりがあっても、お金に余裕があったわけでもなかったし、いろんな問題を抱えてた。その事を夫は知ってたので、プロポーズにあの言葉がでたのかもしれない。私はとても嬉しかった。夫は芯の強い人。私の大切な人です。
あれだけ苦労して、希望まで失い、お金のない生活から昼も夜も働き、5年間その苦労をしながらコツコツ頑張ってきた私に神様からの恵みがこの幸せだったのです。
「求めなさい。そうすれば与えられます。マタイによる福音書7章7節|Ask, and you will receive MATTHEW 7:7」
私は毎日祈りながら求めてきました。「息子にとって1番幸せな道をお与えください。もし、私がこのままシングルマザーでいるのがベストであるのであれば、私を強くしてください」と5年間、長男の幸せと共に祈り続けました。そして、その祈りを聞いてくださったのです。私は感謝の祈りの中にシングルマザーの人たちのためにも祈り、私の愛する人たちの幸せのためにも祈り続けました。
長男も次男も幸せな結婚をし、私の愛する人たちも幸せな道へと導かれました。
私は、あの苦労した経験が今ここで生かされてます。苦労から学ぶことの大きさ。これに勝るものはないです。