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私はシングルマザーでした

当時、私は29歳。結婚もせずに1人で子供を産みました。でも、1人で産むと決意はしたけど、いろんなことを考えると不安になっていく。お腹が小さい間は働けるけど、大きくなったら働けなくなる。現実的な問題をどう乗り越えればいいのかが分からない不安。そんな不安から「元の生活に戻ればそんな不安なんてなくなる」と、嫌なことが頭を過ぎることもあった。そんなときに私の友達のさやかが言ってきた。「どんなことがあってもその子を産んでほしい。私が父親代わりになってあげるから心配しなくていい。いつも助けてもらってるから、それくらいさせて」と。私は驚いた。「私が助けた?」と言うと、「いいから、さやかがそう思ってるんだからいいでしょう。だから、黙って私の言う通りにして頂戴」と言われた。そして、私が妊娠8ヵ月のときに高熱を出したときは、すぐに飛んできて栄養のある食事を作ってくれたこともあった。さやかには心から感謝してる。

高熱も出したけど、無事元気に産まれてきてくれたのは男の子。とても可愛い私だけの赤ちゃん。そう言って強く抱きしめて私はこの子に誓った。「どんなことがあっても命をかけてあなたを守る。そして、絶対に手放さない」と。実は私には最初の結婚で男の子がいたけど、相手側に引き取られたので、”絶対に手放さない”という思いが強くありました。また、同じ男の子でもあったので、その思いが強かったです。

私が暮らしてたアパートから実家まで遠かったので、母親が通ってくれたお陰で助かりました。でも、やっぱり実家の近くの方がいいと言うことで、実家の近くに引っ越しました。シングルマザーとの苦労はもう始まりつつありました。仕事を始めるには、まず夜間保育を探さないといけないことから始まった。

シングルマザーになった当時、私が1番世間に対して怒ったことがあります。それは、昼間の仕事の面接で必ず聞かれたこと。「子供が風邪を引いたら誰がみるの?そのときは出勤できるの?」でした。そう聞かれるたんびにテーブルをひっくり返したくなった。でも、夜の仕事のママ(owner)は、そう言う面では理解があった。何故ならば、彼女たちがシングルマザーの経験者だったからです。私の子供はよく風邪を引いては、入院もよくしてました。そのたんびに仕事を休まないといけなかったけど、ママ(owner)はいつも「元気になるまで休んでもいいよ。しょうがないさー」と、言ってくれてました。だから、私は子供が小学生になるまでは、夜の仕事で頑張ろうって、決めてました。

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Kaypin
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