DV（domestic violence）の男性の特徴は、必ず殴った後は優しく接してくるのが特徴です。だから、女性からすると「彼は本当は優しい人」と、錯覚を起こしてしまうのです。また、「見捨てることができない」という人もいます。DVは、暴力によって相手を怖がらせて操ります。それは、支配したいという欲求からおこるもので、力によって相手をコントロールするのが目的なので、優位に立つものが暴力を手段として、弱い立場の者を支配し、自分の思い通りになるようにコントロールしようとするのです。

私の周りにも数人いました。私は彼女たちを助けたくて何度か話したこともあったけど「彼は本当は優しい人なんだよ」とか「彼を放っておけない」と、言ってました。男からDVを受けてる女性の殆どが同じことを言います。

DVの男にある特徴には、プライドが高い、イライラすると、すぐ物に当たるなどといったこともありますが、幼い頃に受けてた虐待とトラウマ、依存症などの原因もあるので、そういう人には専門医が必要なのです。ですから、普通に自分で相手を変えようとするのではなくて、あなたの身の安全を守るためにも通報、相談をした方がいいのです。そうすることが互いにとって良いのではないでしょうか。

私も経験があります。私の場合は、しつこくされた男に暴力を振るわれました。私はその男とは交際してるわけでもなく、ただ一方的に男から「俺の女になれ」と言われて、私がそれを数回断っただけで殴る蹴るの暴行を受けました。最初の１、２回殴られたときは痛みを感じたけど、その後からは痛みは感じなかった。また、あまりの恐怖に所々しか覚えてません。

私は男に髪の毛を引っ張られて、顔も殴られ、脇腹と背中、太腿を蹴られて、腕は強く掴まれてました。何度も蹴って殴ってくる男。そして、男はビール瓶を割って、先の尖った瓶を私の喉に突きつけてきました。でも、男はその瓶を建物の外壁に投げつけた。その瞬間、私の腕から男の手が離れたので、私は思いっきり走って逃げました。

私は、脇腹と太腿にあざと内出血。腕には男が強く掴んだ後のあざが残ってました。鏡で私の顔をみると、顔には一切傷がなかった。私の記憶では、男に顔も殴られたと思ってたけど、おでこの辺りに少しあざがあるぐらいでした。そのときに私は初めて知った。女性に暴力を振るう男は、見える場所は殴らないと。

本当は警察に通報するべきだったけど、私は家族を守りたくて通報はしませんでした。でも、その数年後にその男は暴力で逮捕されて刑務所にいると聞きました。

DVは本当に恐ろしいものです。愛は暴力ではないということに気づいて欲しいです。