夫とまだ交際中の頃、私は個人が経営する保育園でパートタイムで働いてた頃の話しをしたいと思います。

小さな保育園で、１歳から５歳ぐらいの子供たちがいました。３歳から５歳児の子供たちは、園長先生の彼女さんが担当で、１歳から２歳までが私の担当になると言われました。私は子供が好きなので、小さい子が４人ぐらいなら１人でも平気だなと思ったので、「大丈夫です」と返事をしたら採用が決まりました。とりあえず、初日だけ朝８時から12時まで働いて、翌日から朝８時から13時までの時間でお願いされました。

園児の中に３歳ぐらいの女の子だけよく泣く子がいました。私がその子を抱っこしようとすると、彼女さんが「そんな事しなくていい。その子はいつも泣いてばかりいる子だから、放っておきなさい」と言われたけど、私にはそんな事ができなくて、彼女さんのいう事を無視して抱っこをしたら泣き止んで、少しの間だけ遊んでくれました。でも、少し経つと、また泣いてしまった。そしたら彼女さんが「ほら、私が言ったでしょう。放っておきなさいって」と、怒られてしまった。私は仕方なく他の子を見ながら泣き虫ちゃんにも声をかけたりした。

私は子供たちがお昼寝をしてる頃に帰るので、そのあとの泣き虫ちゃんがどうしてるのかは知りませんでした。そして翌日、朝８時から13時までの５時間勤務。お母さんたちが子供たちを連れてきます。泣き虫ちゃんも来ました。もう既に泣いてます。まるでこの保育園が嫌いかのように。私は泣き虫ちゃんのために何かできる事がないかと考えながら他の子たちの面倒もみてたけど、相変わらず大声で泣いてる泣き虫ちゃん。そしたら、彼女さんが意味の分からない行動に出た。泣き虫ちゃんのズボンを脱ぐのです。意味不明？？？彼女さんはいつもムスッとして、シーサーみたいな顔してるから、私は「なんでズボンを脱ぐの？」って、聞けなかった。そして、お昼の時間がきた。私にとっては初めてのお昼時間。どんなお昼ご飯が出るのかな？って楽しみにしてたら、大きなガラスボールにご飯と野菜類を混ぜた物で、それを私に「回してあげて」と言って、１本だけスプーンを渡された。私が「え？同じスプンで？小さなお椀に分けてあげないんですか？」と聞いたら、彼女さんが「それで大丈夫だから」と言って、早歩きでキッチンに戻って行った。私はとてもショックを受けた。私がその子たちの親だったら絶対に許さないと思った。

そして、お昼ご飯も終えて、お着替えの時間。１人ひとりお着替えを終わらせて寝かしつけた後、着替えた服をカバンに入れようとカバンを開けたら、連絡帳が入ってたので、私は気になって読んでみた。もちろん、書いたのは彼女さんです。そしたら、嘘が多く書かれていた。お昼のメニューは、確かに野菜も入ってたけど、書かれてるような野菜には見えなかった。遊んだ事も本当にそうやって遊ばせたのかな？と、疑うような内容。私はショックだった。それを信じ込んでる親たちの気持ちを考えたら、私は顔を合わすのがつらくなった。

そして、翌日も同じように出勤。働いて３日目の日だった。珍しく彼女さんから話しかけられた。何を言い出すのかなと思ったら、「私は園長先生には男の人を採用するように言ってるんだけど、あなたの前の人も女の人だったのよ」と言う。それに対して私は何も言わなかったけど、心中ではこう思っていた。「私に辞めろと言いたいのかい」と。初日から変な人だとは分かっていたけど、３日目で性格の悪い人だと思った。

相変わらずの泣き虫ちゃんがずっと泣いてる。そしたら、彼女さんが「本当に煩い。こんなに泣かれたら近所迷惑だよ」と言う。「近所迷惑？」と、私は思った。そして、次に言った事が「昨日あなたが帰ったあと、泣いて煩いから口にガムテープ貼った」と言われた。「え？」私の心はもう壊れた。私は涙を堪えるのに精一杯だった。その日の帰り道、車の中で号泣。まだ交際中だった夫から電話がきて、声が出ないくらい泣いてる私に驚き、私がその日にあった事を説明したら「今すぐ辞めなさい。明日から出勤しなくていい」と、言われました。家に着いて直ぐに教師をしてる友人に相談の電話を入れました。そしたら、彼女が「報告してくれてありがとう。あとはこっちでするからもう心配しなくていいからね」と言われて、その保育園の名前と住所と電話番号を教えました。そして、園長先生に電話をして「急ですみませんが辞めさせてください」と、言いました。辞める理由を聞かれたけど、私は「言えません。何も聞かずに辞めさせてください」とだけ言うと、園長先生が「どうしてみんな辞めていくのかな？前の子もすぐ辞めてしまった。何か問題があるのなら正直に話してくれないかな？とても頑張ってたのに残念です」と、とてもつらそうに言ってました。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

神の祝福と恵みがありますよう。Thank you!