私にとってサービスドッグやワーキングドッグは特別に感じるものがあります。前に１度、サービスドッグを連れた女性に出会った事があって、そのとき私は遠くから見てたのですが、その女性は何故か私の前で立ち止まって私に話しかけてきたのです。そして、彼女が「犬を撫でてもいいわよ」って、言ってきたのです。サービスドッグに触れるのは禁止なので、私は「本当にいいのですか？」と確認をして撫でました。そしたら、恥ずかしい事に私は涙がボロボロ出てサービスドッグを抱きしめました。彼女に「ごめんなさい。こんなにも泣いてしまって」と謝ると「そんなの気にしないわよ」と言ってくれました。そして、私が「何故私の前に立ち止まったのですか？」って聞くと「なんとなく。きっと神様がひきつけたのね」と言って、いろんな話しを聞かせてくれました。

軍用犬、警察犬といった働く犬たち。前、那覇空港で軍人たちと６匹ぐらいの軍用犬たちがケージに入って出発時間を待っていました。吠える事もなく、クンクン泣く事もなく、おとなしく待っていたのです。もう慣れてるって感じでしたね。軍人さん達は、何度も犬たちの様子を見に行っては名前を呼んでました。当時は、アフガニスタンとの戦争中だったので、戦場に行かないで欲しいと祈るばかりでした。そんな空港で私は、家族との別れよりも犬たちの心配で涙が止まらなくてつらかった。でも、私の夫はてっきり私が家族と別れるのが悲しいと思って私を慰めてくれたんだけど、私が「犬たちアフガニスタンに行くのかな？」って言ったら「は？」って言われた。